からだが重い

ハイキング

ここ1年の運動不足がたたって、
体重が6キロも増えてしまった。
体が重いことを、本当に痛感している。
 
毎年、夏休みに、家族で秩父に出かけている。
秩父の山奥にある県営の野外活動センターでログハウスを借り、
山谷をハイキングしたり、バーベキューをしたり、
涼しい山の風が吹くテラスで読書をしたり、スケッチをしたり。
毎年楽しみにしている家族の一大イベントだ。
 
特に「歩き好き」の僕は、
渋る家族を無理やり引っ張って山谷歩きに出かける。
森に囲まれた急傾斜の山道を登り、下り、
断崖に面した細道や、心許ない丸太橋を冷や冷やしながら渡り、
色とりどりの花やキノコ、様々な虫たちを見つけ歓声を上げ、
空き地を見つけて腰を下ろしお弁当を食べる。
 
たった2,3時間の冒険だけれど、
都会ではすっかり忘れてしまった「自然の中にいる感覚」を満喫できる。
 
そんな僕が、今年は、
「なんだか体が重いし、ハイキングもしんどそうだなぁ」
などと口走ってしまった。
これには、「ええっ!?」と家族の方が驚いた。
「情けないはね、行くわよ」と、
いつもとは逆に嫁さんに発破をかけられた。
 
いざ歩き始めると、体の重さもなんのその、
根っからの「歩き好き」の本性が顔を出して、
スタコラと先頭を切って歩き通したが、
やはり体の切れがないことは否めない。
 
さてさて、なんとか運動不足の解消策に本気で取り組まなければ。