ようやく、
モミジも色づいてきたかと思ったら、
今日は季節はずれの暖かい一日に。
インディアン・サマー。
朝、上野駅前の気温表示を見ると、
「17度」。
一瞬、温度計が壊れたのかと思ったけど、
よくよく冷静になってみると、
確かに暑い。
あわてて、マフラーを外して、
コートを脱いで腕に抱えた。
インディアン・サマーという言葉に
思い浮かべる光景は、
彫りの深いインディアンの横顔、
風に揺れる鳥の羽根飾り、
その向こうの深く青い空、
遠くを見つめる目。
何を見ているのだろう。
勝手に頭の中に浮かんでくる映像なのだが、
彼は何を見ているのだろうか。
気になるけど、わからない。
晩秋から初冬にかけての穏やかで暖かい日和を指す
インディアン・サマーという言葉だけど、
何となく寂しげな響きを感じます。