【目的、目標】

 
 

 
【目的】 もくてき
・実現しようとして目指す事柄。行動のねらい。
・理性ないし意志が、行為に先だって行為を規定し、方向づけるもの。
 
【目標】 もくひょう
・そこまで行こうとして、つけた目印。
・行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。

 
 
目的、目標は、
よく使う言葉だけれども、
時として区別して使われたり、
同じ意味で使われたり、
意味が入れ替えられて使われたりする。
 
僕は、
この二つの言葉の意味を、
こう理解して、
区別して使うことを
心掛けている。
 
目的とは、
「何を実現したいのか?」である。
目的は、
それ(目的)を実現するための
具体的な手段・行動が、
「どこまで到達すべきなのか?」である。
定量的な
「納期、性能、コスト」
の達成レベルだったりする。
 
目的も、目標も、
どちらも、
仕事を進めていく際に、
とても重要な
不可欠の要素だ。
 
それを見失わないために、
あえて
「目的はなんだ」
「目標はどうだ」
と繰り返し問いかける。
  
では、
目的と目標がしっかりしていれば、
確実に行動していけるのか、
というと
どうもそうではない。
何か足りない。
 
逆に、
目的や目標がはっきりしていなくても、
行動していけることがある。
そこには何があるのか。
 
それは、
テーマであり、
思想・考え方であり、
理念・哲学なのだろう。
 
これがあって初めて、
目的や目標が
具体的な行動の
指標になるのだと、
僕は思う。