「理系の作文技術」という本を、
久しぶりに読み返した。
- 作者: 木下是雄
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1981/09/22
- メディア: 新書
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初版は1981年だから、25年前に書かれた本だ。
高校時代に、先生から、
よい本多からぜひ読めと勧められた覚えがある。
いま僕の手元にあるのは、1992年版。
就職して4年目。
よく覚えていないが、
きっと、引越やら何やらで、高校時代に買ったものが見つからず、
買い直したのだろう。
文学的な表現を避けて、情緒や感情を削ぎ落として、
事実を正しく、読者にとって分かりやすく、
しかも一義的に理解できるように伝えるための作文技術。
著者:木下是雄氏の、
文章記述に対する執拗なまでのディテールへの拘りはすごい。
感情を削ぎ落とすべき「理系の作文技術」を題材にしながらも、
氏の熱い思い・信念がヒシヒシと伝わってくる。
ここまで「文章」に拘り、深く真剣に取り組んできた人の書いた本は、
それだけで十分に信頼が置ける本だと思う。
ことば・文章というものは、本当に奥が深い。