【役割】 やくわり roll
・社会生活において、その人に応じて期待され、果たしている働きや役目。
日曜日に床屋へ行った。
その時の会話、
「私の周りにもフリーターの人、多いですよ、
「『誰にも迷惑かけてないし、俺はこれでいいんだ』って言うけど、
「それは違う。 誰もが役割を果たさなければならないってこと、
「社会の中で生きる、生かされるとはそういうこと、
僕が学生だった頃、
世間ではしきりに「個性」がもてはやされていた。
＜個性＝ひとつでもいい、他者に比べて秀でた能力＞
しばらくすると、「自分らしさ」が大切だと言われるようになった。
＜自分らしさ＝他者との比較ではなく、自分にとってふさわしいと思えるもの＞
そんな中で、いつしか「役割」が軽んじられるようになっていったのだろうか？
ＷＢＣでのイチローの活躍。
強烈な個性（抜群の能力）を有し、
我が道を行く典型のように目されていた彼が、
自らの【役割】を公言し、かつ見事に成し遂げた姿に、
多くの日本人が驚き、おおきな感動を味わったことでしょう。
もう一度、
「役割を果たすことの大切さ」が尊重される時代が、
来るような気がします。
でも、くれぐれも、
「役割だけ果たしていればいいんでしょう？」
なんて事にはなって欲しくない、
と僕は思う。
