【論理的】 ろんりてき logical
・ 論理にかない、きちんと筋道を立てて考えるさま。
【思考】 しこう thinking
・考えること。経験や知識をもとにあれこれと頭を働かせること。
論理的思考=ロジカルシンキングに関する本が、
たくさん出ている。
「論理的」と聞いただけで、
「難しそう・・・」と敬遠してしまう人も多いかも知れない。
確かに、「難しそう」に書いてある本も多い。
「論理的思考」のポイントは、いたってシンプルで、
1.「つじつま」が合っていること。
2.「事実」にもとづいていること。
3.「もれ・ダブり」がないこと。
の3つだ。
ただそれだけのことだ。
でも、ただそれだけのことを、ちゃんとやることは本当に難しいのだ。
「つじつま」とは、「因果関係」、「理由と結論」、「話のつながり」のこと。
一見、「つじつまが合っている」ように見えても、
よくよく考えると、怪しいことは沢山ある。
「事実だ」と思い込んでいることだって、
単なる「思いこみ」や、「想像・推測」、「噂」だったりする。
僕らは、物事の一面しか見ていなかったり、
ひとつの答えを思いついたら、もうそれ以上他の答えを探すのを辞めてしまったり、
「もれ・ダブり」なんて、日常茶飯事だ。
じゃあ、どうしたらいいの?
1.まずは、ちゃんと情報を集める。
2.そして、ひたすら、よくよく考える。
何が原因で何が結果なのか。何が理由で、何が結論なのか。
3.「答え」らしきものが見つかったら、
それが本当に「正しい答え」かどうか確かめてみる。
4.ダメならば、もういちど最初に戻る。
そうやって少しずつ、「正しい答え」に近づいていく。
ただひたすら、面倒くさがらずに、愚直に。
素晴らしい高等テクニックや、天才だけがなせる技なんかじゃないんだ。
こういう基本的なことが、とても大切なんだと、
最近になって、つくづく感じる。