【知恵】 ちえ wisdom
・物事を正しく判断し処理していく心の働き。
・筋道を立て、計画し、上手く処理していく能力。
人は、
サル山のボス猿ではないのだから、
競争に勝って、多くを手に入れて、
多くのDNAを残すことだけが
生きることの目的ではないはずです。
では人が生きるための目的って何なのでしょうか？
（ちょっと、哲学風味ですよね）
その答えは、こういうことかも知れません。
つまり、
「人は、DNA以外のモノを後世に残すことのできる、
唯一の生き物だ」
とういうことです。
人間以外の生物は、
環境に適応して、より強く生きることができるように、
そのような遺伝子を多く残そうとします。
そして、彼らが後世に残せるモノは、
遺伝子だけです。
（あるいは、結果的にそのような遺伝子が残るのかも知れません）
人は、DNA以外に、
言葉であり、技術であり、芸術であり、教育であり、
あるいは言葉で表現されたルール（法律）や、
世の中の仕組みを後世に受け継ぐことができます。
そして、それら全てが、
人がより良く生きるための知恵だと考えることができます。
人は、
そのような「知恵」を受け継ぎ、
工夫して更に良いものにして、
また次の世代に受け継いでいく存在であると、
確かに言えると思います。
別に、メルヘンチックな思いで、
こんなことを言っているのではありません。
もっと、クールに、
生物学的に、人類学的に、哲学的に、
（どれも、勉強したことはありませんが^^;)）
そう考えることができるのではないかと、
僕は思うのです。
人が、「サル山のボス猿」にならないために。
（サル山のボス猿も、人望（猿望？）がないと務まらないらしいですが）
