【あいまい、明確】

 

 
 
【曖昧】 あいまい
・態度や物事がはっきりしないこと。
・怪しくて疑わしいこと。いかがわしいこと。
【明確】 めいかく
・はっきりしていて疑う余地のないこと。

  
指示を出すとき、
意見を言うとき、
あいまいな言い方をする人がいます。
 
一方で、明確な指示を出す人がいます。
 
あいまいな指示では、
当然、具体的な行動には移せません。
QCD(品質、コスト、納期)も達成できません。
 
万が一、優秀な参謀がいて、
あいまいな指示の元でも、
きっちり具体的なプランに落としこんで、
結果を出したとしても、
それは、やっぱり万が一の話です。
 
やっぱり明確な指示の方が、
よいにきまっています。
 
だけど、何から何まで、
仕様書に書かれているように、
ビシーっと規定されていたら、
部下は「言われたことだけやる」モードに陥り、
自ら考えることができなくなります。
 
あるいは、
その指示に何か問題があったとしても、
そのことを指摘する機会が失われるリスクが
大きくなります。
 
明確な指示、意見を示しつつ、
如何に相手が自分で考える余地、
話し合う機会を残すか、
というバランスが大切なのでしょう。
「あいまい」の功罪、
「明確」の功罪、
そういうものがあるのだと、
僕は思う。