【価値】 かち value、worth、merit
・その事物がどのくらい役に立つかの度合い。有用性。
・商品、サービスが持つ交換価値の本質。
・あらゆる個人・社会を通じて常に承認されるべき絶対性をもった性質。
「価値」って何でしょうか?
辞書によると、価値を図る尺度には、
主に3つの角度があるようです。
有用性、実用性。
経済的価値。
精神的、哲学的価値。
僕らは様々な事物の価値を図っている。
知らず知らずに、あるいは意識して。
でも、そのときの尺度が
どの方向からのものなのかというと、
かなり曖昧であるような気がする。
その上、その基準が、
公的、普遍的なものなのか、
あるいは極々個人的なものなのか、
ということについても
やはり曖昧であるようだ。
ある事物に対する価値の評価は、
その人、時、場所、社会によって大きく変わるということでしょうか。
それは、その事物自体の変化ではなく、
様々に存在しえる価値の評価軸の変化なのでしょうか。
価値の評価軸 = 価値観
【価値観】 かちかん
物事を評価する際に基準とする、
何にどういう価値を認めるかという判断。
世の中が様々に流動化しつつある今、
どういう価値観を持つかが
とても重要になってきている。
求められる価値観とは、
世の中の変化に呼応し、
あるいは先取りして、
斬新な価値観の軸を見つけることなのか。
あるいは、
流動し続ける世の中においてこそ
普遍的な価値観を捜し求めることなのか。
そしてその価値観は、
実用性・経済価値・哲学的価値の3つの角度と、
公・私の2つの基準の組合せからなる
多様性を意図的に取り込んだものなのか。
このこと自体が価値観の問題である
と、僕は思う。