ニコラス・ケイジとメグ・ライアンの主役で、
リメイクされたシティー・オブ・エンジェルは、
底抜けにピュアで、無垢な恋愛映画だった。
ベルリン・天使の詩の全編に塗り込められていた、
あの街の呼吸と、ヴィム・ヴェダースの哲学は、
跡形もなく消えていた。
ぼくがこの映画を見たのは、
ハンブルグへと飛ぶ飛行機の中で、
うかつにも泣いてしまった。
ヴェンダースに比べて哲学的じゃないとか、芸術的じゃないとか、
別に格好つける必要はないじゃないか。
僕はどちらも好きだ。
ピュアな恋愛は美しく、切ない。
これは真理だ。
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