最後の試合

サッカーボール

土曜日に長男君のサッカーの試合があった。
小学校最後の大会。
結果は2勝2敗。
6得点7失点。
 
2年前の、このチーム最初の大会を思い返すと、
本当に頑張ったんだなぁと思う。
 
2年前は、0−6、0−7なんて試合は当たり前、
1勝どころか、1得点すら挙げることができなかった。
技術も戦意もボロボロで、
チームのほぼ全員がグランドで立ちすくんでいるようにさえ見えた。
 
それから、長男君たちは勧誘活動を始めた。
学校中から、めぼしい奴を見つけては、チームに誘った。
声をかける相手は(故あって?)どこのチームにもない連中だから、
当然、一癖も二癖もある、いわばアウトロー的な奴らだ。
 
そんな仲間が1人、2人と増え、
週1回の正規練習以外にも、休み時間や、放課後の公園で、
自主トレ(?)を重ねた。
自分たちなりにいろいろ作戦を考えたりした。
 
その成果が、最後の大会で、十分に発揮できたんじゃないだろうか。
2年前に、まるで大人と子供の試合のように為す術なく負けた相手から、
ボールを奪い、フェイントで交わし、鋭いパスをつないで、ゴールを挙げた。
みんな楽しそうに、生き生きとグランドを駆け回った。
 
まるで「頑張れベアーズ」のようなこのチームが僕は好きだ。
もうすぐ小学校もチームも卒業して、中学校ではバラバラになってしまうけれど、
またいつか、一緒にサッカーができたら楽しいだろうな。

と、見ていただけの僕は勝手に感動していたりする。