「いま、急にこの世を去ることになったら、
僕は、子供達にどんな言葉を残すだろうか？」
いろいろ考えて出た結論は、
『自分に対して、母親に対して、恥ずかしくない人間になれ』
だった。
どんな道を歩んでいたっていい。
正々堂々と、後ろめたくないように、日々を送って欲しい。
どんな人に対しても堂々と・・・なんて言われたって、
どうしていいか分からないだろう。
僕も分からない。
ならば少なくとも、
自分に対して、母親に対して、心から正々堂々としていられたら、
きっと何処へ行ったって、誰に対してだって、
胸を張っていられるだろう。
昨夜、チャンピオンベルトをもらった亀田くんは、
きっとすごく恥ずかしくて、すごく悔しい思いをしているだろう。
それは、彼を取り囲む大人達の問題かも知れないが、
彼もまた、
これを切っ掛けに、１歩成長してくれたら、
嬉しい。
