10年前、10年後、

仙台堀川

きょう、会社で、
『10年前、10年後を考える』というような、
会議というか、ディスカッションがあった。
 
10年前、10年後・・・
 
そう、今日は、次男君の10歳の誕生日である。
 
10年前、次男君はオギャーと生まれて、
僕は、2歳前の長男君を伴って、
自転車で、母子のいる病院に駆けつけた。
 
今日と同じくらい、蒸し暑い日だった。
 
 
10年後、次男君は二十歳になる。
酒も飲めば、タバコも吸う・・・かもしれない。
まだ、知恵の輪が好きだろうか。
 
今日と同じくらい暑い日に違いないが、
親ではなく、
彼女だとか、悪友だとかに誕生日を祝ってもらっているかも知れない。
そうじゃないかも知れない。
 
背は、僕よりも高いかも知れない。
声はいまとは全然違うだろう。
 
難しい本を読んでいる学生かも知れないし、
象徴的で抽象的な絵を描く芸術にはまっているかも知れない。
 
コンビニでバイトしているかも知れないし、
外国を放浪しているかも知れない。
 
親や兄弟のことを気に掛けてくれているかも知れない、
そんなことに全くお構いなしで何かに打ち込んでいるかも知れない。
 
人生に何か目標を見付けているかも知れないし、
それが見つからずにあちこち迷って歩いているかも知れない。
 
 
10年後の子供達がどんな風になっているのかなんて、
まったく想像できやしないけれど、
10年後の彼らが、
いま隣りの部屋でゴロゴロと雑魚寝している彼らと同じ人物であることだけは間違いない。
 
 
P.S. もちろん、会社でこんな事を議論していたわけではない。

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